調査方法
当研究室ではいろいろな調査方法を用いて、総合的に赤ちゃんの発達にアプローチしています。
■ 行動調査
赤ちゃんのお顔や行動をビデオで録画し、そのビデオを後で解析して、赤ちゃんが何をよく見ているのか、どんなものに手を伸ばすのか、などを分析します。当研究室でもっとも多く行われている調査方法です。
■ 脳波計測
通常の病院で行われる検査と同じく、赤ちゃんの頭にネット型の乳児用脳波測定プローブを装着し、赤ちゃんの脳が活動するときに出る電気を拾い上げて記録します。体から発生する電気を測定するだけで計測器から体に電気が流れることはありません。
■ 近赤外光脳計測(NIRS)
微弱な光(太陽光の10分の1程度)を頭皮に当てて、脳の血流量の変化を測定します。
■ 視線計測
特殊な赤外線カメラで赤ちゃんの顔を撮影することで、赤ちゃんが画面のどこをどれだけ見ていたのかを測定します。赤ちゃんには何も装着する必要がありません。
※脳波計測、近赤外光脳計測、視線計測装置の使用は東京大学倫理委員会で承認をうけております。